業界あるある
民泊
WEBチェックアウトシステムって何ですか?
客室内に設置しているQRコードをゲスト自身のスマートフォンやタブレットで読み取り、お名前、クレジットカード情報等を入力するだけで、クレジットカードで決済が完了するシステムです。
ロイヤルホテルは「WEBチェックアウトシステム」を自社開発した
同社が運営する「リーガロイヤルホテル(大阪)」にて2019年3月14日より一部客室に導入すると発表しました。
3月14日よりウエストウイングの11~13階に順次導入を開始。今後は全客室への導入ならびにグループホテルへの展開を検討しています。また、この他にもIT技術を絡めた業務効率化ならびに顧客満足度向上のための取り組みを積極的に行っていく予定です。
◆背景
従来、チェックアウト時にフロントに立ち寄り精算を行っていましたが時間帯により混雑のためゲストを待たせることも多数ありました。そこで、チェックアウト時間帯の混雑緩和ならびに顧客満足度向上のため、今回のシステムの開発・導入に至ったということです。
◆ゲストの精算方法
・客室内に設置しているQRコードをゲスト自身のスマートフォンやタブレットで読み取る
・専用ページへアクセス
・チェックアウト用アクセスキー(チェックイン時にお渡し)を入力
・名前、クレジットカード情報等を入力
・クレジットカードで決済が完了する
・ルームキーは出発時にフロントカウンター前の専用ボックスへ返却
アプリのダウンロードや会員登録等は不要。
だれでも手軽に利用できことが特長と言えます。
今後の鍵
チェックアウト時にフロントが混雑するという事例は、様々な宿泊施設で抱えている課題です。近年は無人運営の宿泊特化型ホテルや特区民泊が増えたことで、xxx(エイジィ)株式会社の『minpakuIN』や、株式会社ROCKET BASEの『Travel Assist』など、様々な企業がセルフチェックインシステムを開発し導入が進んでいますが、同社のように自社で開発した例は少ないだろうとのことです。今後もインバウンド需要の増加に伴い、ますます宿泊需要は増えていくとみられる中、ゲストが快適に宿泊体験ができるような仕組みづくりをすることが、顧客獲得の鍵となりそうです。